千昌夫 ベスト&ベスト PBB19

千昌夫 千昌夫 ベスト&ベスト PBB19歌詞
1.星影のワルツ

作詞:白鳥園枝
作曲:遠藤実

別れることは つらいけど
仕方がないんだ 君のため
別れに星影のワルツを うたおう……
冷たい心じゃ ないんだよ
冷たい心じゃ ないんだよ
今でも好きだ 死ぬ程に

一緒になれる 幸せを
二人で夢見た ほほえんだ
別れに星影のワルツを うたおう……
あんなに愛した 仲なのに
あんなに愛した 仲なのに
涙がにじむ 夜の窓

さよならなんて どうしても
いえないだろうな 泣くだろうな
別れに星影のワルツを うたおう……
遠くで祈ろう 幸せを
遠くで祈ろう 幸せを
今夜も星が 降るようだ


2.流れ雲


3.味噌汁の詩

作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎

(セリフ)しばれるねぇ 冬は寒いから味噌汁がうまいんだよね
うまい味噌汁 あったかい味噌汁
これがおふくろの味なんだねえ

あの人 この人 大臣だってみんないるのさ
おふくろが いつか大人になった時
なぜかえらそな顔するが あつい味噌汁 飲む度に
思い出すのさ おふくろを
忘れちゃならねえ 男意気

(セリフ)へぇーそうか おまえさんも東北の生まれか
気持ちはわかるが あせらねえ方がいいな
やめろ! あんなあまったるいもの好きな女なんか
何がポタージュだい 味噌汁の好きな女じゃなくちゃ!!
寝るのはふとん 下着はふんどし ごはんのことを
ライスだなんて言うんじゃないよ。
田園調布? 家を建てるんなら岩手県 それも陸前高田がいいね
金髪? き・・・金髪だけは いいんじゃないべかねえ
それにしても近頃の人は 何か忘れてるね
これでも日本人なんだべかねぇ

日本人なら忘れちゃこまる 生まれ故郷と味噌汁を
何だかんだと世の中は 腹が立つやら 泣けるやら
どこへいったか親孝行 まるで人情 紙風船 忘れちゃならねぇ 男意気

(セリフ)ふるさと出てから16年 いつもおふくろさんの
ふところ夢みておりました 思い出すたびに
この胸がキューッと痛くなるんです
思わず涙が出てくるんだなあ それにしても今夜はしばれるねぇ
このぶんだと雪になるんでねえべか
おふくろさんの味噌汁が食いたいなあ・・・かあちゃーん!!


4.あんた

作詞:吉幾三
作曲:吉幾三

コップ一杯 飲む酒も
なぜか淋しい 今日の酒
外は冷たい 雨が降る
飲めば飲むほど 哀しくなるわ
涙流れる グラスの中に
悪い私を叱ってあんた
どこへ行ったのよ
戻って来てよ ねえあんた

別れましょうと 強がりを
言ったつもりじゃ なかったわ
濡れて帰るわ 雨の街
弱い私に 冷たい雨が
音もたてずにただ降りしきる
もっと叱って私をもっと
どこへ行ったのよ
戻って来てよ ねえあんた

眠りたくない 一人では
帰りたくない 一人では
私悪いわ 馬鹿でした
傘もささずに 夜更けの街を
雨よつつんで 朝までずっと
酔うに酔えない今夜の酒は
どこへ行ったのよ
戻って来てよ ねえあんた


5.さよなら三角また来て四角


6.北国の春

作詞:いではく
作曲:遠藤実

白樺 青空 南風
こぶし咲くあの丘 北国のあゝ北国の春
季節が都会では わからないだろと
届いたおふくろの 小さな包み
あの故郷へ 帰ろかな帰ろかな

雪どけ せせらぎ 丸木橋
落葉松の芽がふく 北国のあゝ北国の春
好きだとおたがいに 言いだせないまま
別れてもう五年 あのこはどうしてる
あの故郷へ 帰ろかな帰ろかな

山吹 朝霧 水車小屋
わらべ唄聞える 北国のあゝ北国の春
あにきもおやじ似で 無口なふたりが
たまには酒でも 飲んでるだろか
あの故郷へ 帰ろかな帰ろかな


7.君がすべてさ

作詞:稲葉爽秋
作曲:遠藤実

これきり逢えない 別れじゃないよ
死にたいなんて なぜ云うの
遠く離れて 暮らしても
ただひとすじに 愛しているよ
君がすべてさ 君がすべてさ

心の小箱に しまっておくよ
やさしい君の 面影を
頬をぬらして 光ってる
その涙さえ 愛しているよ
君がすべてさ 君がすべてさ

希望を果して 迎えにくるよ
かならず待って いておくれ
かたく結んだ 約束の
指さきまでも 愛しているよ
君がすべてさ 君がすべてさ


8.アケミという名で十八で

作詞:西沢爽
作曲:遠藤実

波止場でひろった 女の子
死にたいなんて 言っていた
アケミという名で 十八で
おれと暮らした 三日目に
もとの男へ行っちゃった
蹴とばせ 波止場のドラムカン
やけで唄った 浪花節 あゝさびしいぜ

ごめんなさいって 走り書き
女の匂いが 残るだけ
一間のオンボロ アパートを
どんなつもりか 知らないが
花を飾って消えちゃった
蹴とばせ 波止場のドラムカン
やけで唄った 浪花節 あゝさびしいぜ

夜霧の波止場にゃ 影もない
遠くで霧笛がむせぶだけ
アケミという名の 変な娘が
もしもどこかで 泣いてたら
待っているぜと 言ってくれ
蹴とばせ 波止場のドラムカン
やけで唄った 浪花節 あゝさびしいぜ


9.夕焼け雲

作詞:横井弘
作曲:一代のぼる

夕焼け雲に 誘われて
別れの橋を 越えてきた
帰らない
花が咲くまで 帰らない帰らない
誓いのあとの せつなさが
杏の幹に 残る町

二人の家の 白壁が
ならんで浮かぶ 堀の水
忘れない
どこへ行っても 忘れない忘れない
小指でとかす 黒髪の
かおりに甘く 揺れた町

あれから春が また秋が
流れていまは 遠い町
帰れない
帰りたいけど 帰れない帰れない
夕焼け雲の その下で
ひとりの酒に 偲ぶ町


10.俺だって君だって


11.おやじ先生

作詞:いではく
作曲:遠藤実

(セリフ)世の中どんなに変っても
先生 ちっともお変りありませんね
エッー 忘れてしまったんですか
蒲原又次郎ですよ
親父が農協に勤めてた
蒲原又次郎であります

先生に会うと 背すじが伸びる
腕白小僧で迷惑かけました
立たされた時 叱られた時
恨みもしたけど
今日は先生と男同士で
酒くみ合える

修学旅行で 枕ぶつけあい
げんこつもらった 痛みがなつかしい
いまではみんな一人前の
顔しているけど
今日はあの頃の いたずら坊主が
お酌をします

卒業式の日 先生が見せた
はじめての涙 いまでも忘れない
つらさに出会い 悲しみもある
人生だけれど
教えてもらった 男の生きざま
通しています


12.津軽平野

作詞:吉幾三
作曲:吉幾三

津軽平野に 雪降る頃はよ
親父ひとりで 出稼ぎ仕度
春にゃかならず 親父は帰る
みやげいっぱい ぶらさげてよ
寂しくなるけど 馴れたや親父

十三みなとは 西風強くて
夢もしばれる 吹雪の夜更け
ふるなふるなよ 津軽の雪よ
春が今年も 遅くなるよ
ストーブ列車よ 逢いたや親父

山の雪どけ 花咲く頃はよ
かあちゃんやけによ そわそわするね
いつもじょんがら 大きな声で
親父うたって 汽車から降りる
お岩木山よ 見えたか親父